彼岸

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彼岸



彼岸(ひがん)とは、春分・秋分の日を中日とし、前後3日間を合わせた7日間をいいます。仏教では、現実の世界を此岸(しがん)というのに対し、川の向こう側の悟りの世界や死後の世界を彼岸といいます。春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりといわれてます。日本に伝来後、いつの間にか法要や祖先を祀る行事へと変化しました。
春の彼岸は、種まきの始める前、秋の彼岸は収穫が終わったころにあたり、農耕のひとくぎりとして、仏事や神事の行事としたのでしょう。彼岸の供養に特に決まりはありませんが、仏壇の花を新しくし、ぼたもち(おはぎ)や五目寿司を供えるのが一般的です。


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